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たとえば、新しい業務システムの操作説明会を実施する際に、LANを敷設するのは大変な手間である。できれば端末とサーバーだけを搬入して、無線LANをその時だけ設置できればよい。そうした可動式の無線LANルータがナカバヤシグループが販売する「どこでも無線LAN」である。
「どこでも無線LAN」は使用状況や目的に合わせてルーターモード、アクセスポイントモード、クライアントモードと、3種類の使い方を選ぶことができる。
また、2010年1月公開予定のアクセスポイント専用ファームウェアを使うと、アクセスポイントの設定を3つまでプリセットで、スイッチの切り替えで簡単にネットワーク設定の切り替えが可能だ。
これにより学校内でV-LANのセグメントが違う場所で使うときでも設定を瞬時に切り替えて使うことができる。
可動式であるので使いたい場所へ自由に持って移動でき、設置工事や機器購入費用を大幅に削減できるとともに、USB端子を搭載しているので、プリンタやWEBカメラなどの機器と共有が可能である。
使用しない時はパソコンと一緒に移動し、きちんと保管ができ、いたずらや盗難対策は不要だ。
ナカバヤシグループのロアスでは、平成21年度より政府と地方自治体が共同で実施する「学校ICT環境整備事業」に対応し、楽しい授業の実現と効果的な予算運用の両面から支援する新製品群を「ぐっとソリューション at スクール」として、順次発売する予定で、その第一弾が「どこでも無線LAN」である。
発売日は、11月下旬に予定されている。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)