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馬英九政府がアメリカ産牛肉の輸入を大幅に解禁する。
今回解禁されるのは、生後30ヶ月以下の牛の骨付き肉及び内蔵、ひき肉。
これに対し、学生が総統府前で牛の糞で作ったハンバーガーを食べて抗議し、話題を呼んでいる。
台湾では、6年近く禁止されてきたアメリカの骨付き肉。この度衛生署は、「アメリカ産牛肉は安全である」として、輸入を解禁することを明らかにした。
この問題については、野党である民進党が強く反対しており、馬政府がアメリカと再交渉するように訴えている。しかし、台湾国民を見ると、韓国が解禁を決めたときのような大きな反対運動は起きていない。
そんな台湾国民の中に一人立ち上がった青年がいる。
台湾大学に通う、一人の学生だ。
彼は「我吃牛糞、我抗議!」(牛の糞を食べて、抗議する!)と題して、政府への抗議ビデオを作成し、ネット上で流した。
総統府前で牛の糞のハンバーガーを食べて、牛の糞がアメリカ産の牛肉よりも安全であると揶揄してみせた彼の抗議は、瞬く間に台湾中に広まった。
彼は、「嫌なら食べなければいい」という馬政府に騙されてはいけないと、国民に訴えかけてもいる。
輸入が解禁されれば、どんな形で危険物質が入ってくるか分からない。ましてや、内蔵やひき肉も解禁するのだ。
動画サイト(YouTube)を用いて発せられた彼の抗議は、掲載後まもなくサイトの規約に反するとして削除されている。
しかし、既にビューアーによってさまざまなところに転載されており、サイト側では収拾がつかないようだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)