エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】来日したライオネル・リッチーが抱き合った日本の大物?”シンガー”。

「セイ・ユー・セイ・ミー」などのヒット曲でしられるライオネル・リッチーが13年ぶりに来日した。ライオネルは新作ベストアルバムの宣伝も兼ねてテレビ番組に出演してファンを喜ばせれくれた。彼が今回の来日で思わぬ再会を果たしたのはそのテレビ番組でのことだった。ライオネルが懐かしさのあまり抱き合って喜んだ日本のソウルシンガーはなんとあの男だった?

11月9日放送のバラエティ歌番組「HEY!HEY!HEY!」にライオネル・リッチーが登場した。
同番組では懐かしい音楽を特集しており、80年代にヒットした曲を歌う大物ゲストとして登場したのだ。
大ヒット曲「セイ・ユー・セイ・ミー」を熱唱し終わったライオネルが出演者らの方へ歩み寄って来た。
世界的シンガーが握手してくれるとあって、ゲストの芸能人らも大喜びだった。

しかし、ライオネルが真に会いたかったのは、その中の一人だったのだ。

それは、「グッチ裕三」である。

彼の歌のうまさはNHKの「ハッチポッチステーション」で世界中に知られることとなった。
しかし、彼はそれより随分前から音楽業界では有名なシンガーだったのだ。
コミックバンド「ビジーフォー」結成前はメンバーのモト冬樹や故ウガンダ・トラらとバンドを組みソウルミュージックを歌っていた。

今から33年前にグッチ裕三らのバンドが東京音楽祭に出演した時のことだ。
なんと参加していたコモドアーズとジャムセッションすることとなったのである。

コモドアーズのメインボーカルこそがライオネルリッチーだったのだ。

この日「HEY!HEY!HEY!」にゲスト出演したグッチ裕三はライオネル・リッチーとの思い出を語った。
しかし、実際にライオネルが登場すると
「向こうは、僕をおぼえてるかな?」
とライオネルが懐かしんでくれるか自信なさげだったのだ。

しかし、ライオネルはグッチに歩み寄り両手を広げて抱きあいに来たのである。
これはしこみではないのだ。
ライオネルは
「歌いながら、みんなの顔を見ていると、どこか見覚えのある顔じゃないか」
「すぐに、思い出したよ。なんて懐かしいんだ」
と(英語で)話した。

それを聞いたグッチ裕三は通訳に言った。

「『俺も、覚えてたよっ』て言っといて」
と強気なジョークを飛ばしたが、その顔は嬉しそうだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)