（iPhoneOS)

首都圏における仏壇所有率は全世帯の4割程度であると言われている。核家族化が進むとともに、首都圏の住宅事情の厳しさが仏壇の所有を難しくしているわけだが、さりとてお盆には皆で墓参りに行く風習は変わらない。
先祖供養の気持ちがありながら、仏壇がない人はせめてiPhoneで持ち運べるマイ仏壇「iShrine」を入れてみてはどうだろうか。

「iShrine」を起動すると、上の図のとおり仏壇が表示され、ローソクやお線香にタッチすると、火が付いて薫香が立ち上る。木魚をタッチすればポクポク、お鈴をタッチすればチーンと音が鳴る。

あとは、お経の得意な人なら自分で木魚をたたきながら読経してもよいし、お経の音源を買ってきて流しても良い。

ご本尊は、デフォルトでは阿弥陀来迎図であるが、カスタマイズにより宗派に応じて釈迦如来でも大日如来でもダライラマでも祀ることができる。

仏教の基本からすれば、拝むのは本尊であるべきだが、日本人の素朴な心性として、やはり先祖に手を合わせるのが普通なので、故人の遺影や過去帳なども組み込めるよう、今後の改良に期待したいところである。

（TechinsightJapan編集部　真田裕一）