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日本無線 ローカルエリアでのワンセグ自主放送システムの実証実験を実施

ケータイのGPS端末で今いる位置を確認して、周辺のショップや名所を探して楽しむのが、イマドキの街の楽しみ方だが、ケータイの多くの機種で搭載されているワンセグ放送受信機能を利用して、その周辺のプロフィールやアピールを見ることができたら、さらに楽しいに違いない。
そんなワンセグ自主放送システムの実証実験が、日本無線によって三鷹市内で行われる。

本実証実験は、三鷹市及び特定非営利法人三鷹ネットワーク大学推進機構に関係する民学産公の8団体が参加し、三鷹市の活性化を目的に、商店街情報や観光情報をワンセグ放送として配信する、全国初の試みである。

システムの技術的な検証に加え、番組を見た一般の視聴者にアンケートを行うことにより、地域の活性化に向けた将来のサービスモデルの検証も実施する。

実施場所は、三鷹市内「三鷹駅南口」と「ポキショップ風の駅」の2箇所。

実施期間は、平成21年11月1日~平成22年1月15日までの約二ケ月半となっている。

今回の実証実験では、地上デジタル放送と同様の周波数帯を利用するため、一般市販のワンセグ機能付き携帯電話で視聴することが可能である。

配信番組内容は三鷹市内の『商店街のお店・グルメ情報』『観光情報』『大学生による自主企画番組』を動画とデータ放送によるワンセグ番組として配信する。

近い将来、このローカルワンセグ放送が日本中の観光地や街で配信されるようになれば、旅行者はガイドブックも地図も持たず、ケータイ一つ持ってどこへでも出かけられる。

また、多言語放送も実施することで、外国人観光客へのガイドも円滑に行われるであろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)