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WindowsもMacOSも2000年代に入ってからは非常に安定するようになったが、1990年代の前半、とても悲惨だったのはExcelユーザーである。
OSもアプリケーションも非常に不安定だったため、Excel自らが10分に1回のタイミングで上書き保存を促すダイアログを表示していたぐらいだ。そうでなければ頻繁にフリーズが起きて、仕事にならなかったのだ。
現在、OSごとフリーズしてしまう現象は減ったが、アプリケーションが応答しなくなって強制終了し、それまでの作業が消えてしまう事故はしばしば起きる。そうした事故を未然に防ぐツールが、SaveCircleである。
SaveCircleは指定時間ごとに保存処理(コマンドキー + Sキー)を自動実行してくれるソフトウェアだ。
設定は最前面にあるアプリケーションまたは指定したアプリケーションに対して実行するかとなっている。ソフトウェアごとに設定できるので、消えたら困るソフトウェアを設定しておくのが良い。時間感覚は自由に設定できる。
アプリケーションがフリーズして、「ぎゃあ!データが飛んだぁ!」という悲鳴を上げるのは、何もパソコン初心者だけとは限らない。
ベテランユーザーであっても「仕事で尻に火が付いた」状態になると、定期的な上書き保存などすっかり忘れてしまうものなのだ。
万が一のための安全弁として、本ツールを入れておけば、そうしたトラブルをかなりの確率で回避できるだろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)