10月26日、午後1時半から、東京地裁で酒井法子被告(38)の覚せい剤取締法違反に関する初公判が行われた。裁判傍聴希望者の倍率は過去最高の約330倍。だが、「とくダネ!」(フジテレビ)の大村正樹レポーターは、番組ADも並んで貴重な傍聴権を手に入れ、無事に裁判を見ることができたそうだ。しかも、記者席よりも酒井被告がよく見える良席だったという。27日、「とくダネ!」では、冒頭約30分、この初公判についてとりあげた。”女優・酒井法子”の法廷舞台をあの人たちはどう見たのか?さまざまなメディアで語られた有名人、その分野の専門家たちのコメントを総ざらいしてみる。
■「とくダネ!」(フジテレビ系列)より
-酒井法子被告の”今後”について。芸能界復帰はあるのか?
・小倉智昭氏のコメント
「芸能界でも大麻などで起訴された芸能人でも、スターとして復帰した人はいるが、酒井被告はこれだけ騒がれるとかつての清純な役はできないだろう。芸能界復帰は難しいのではないか」
・竹田圭吾氏(ニューズウィーク日本版編集長)のコメント
「介護はちょっと唐突だと思う。社会貢献したいのであれば、彼女しかできないこと、薬物防止に関して自分の体験をもって、『やめましょう、絶対にダメなんだ』と語ることだと思う。それを有効に果たすためならば何らかの形で芸能界に戻ってもいいのではないか。」
薬物防止の広告塔としての彼女の存在意義を述べた。
・渡辺満里奈のコメント
「もちろんとっても反省はしているだろうが、打ち合わせ通りなのかなという印象。本当に社会に貢献するために福祉や介護の仕事がしたいのであれば、法廷の発言だけでなくて、ちゃんと実行してほしい」
酒井被告と同じアイドル出身で、一児の母の渡辺にはこの事件はどう映ったのだろうか。
実際に傍聴した大村レポーターの印象では一環して「目に輝きがなかった」とのこと。かつてのアイドル、清純派女優のオーラはなくなってしまったようだ。11月9日の判決にも当然世間の関心が高いが、酒井被告が本当に薬物を止められるのか、芸能界に復帰するのかという点は引き続き注目されるであろう。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)