2009年「24時間テレビ」のマラソンランナーとして知名度を上げたイモトアヤコだが肩書きは芸人なのだ。
ところが、彼女はテレビ番組での活躍の大半が「珍獣ハンターイモト」なのでほとんど芸を見せたことはない。
だが、そんなイモトアヤコの芸が意外にも外国で評価されたというのだ。
チャリティーマラソンではフルマラソンの3倍(126.585km)を走破して、珍獣ハンターの意地を見せたイモトアヤコだが、彼女にも悩みがある。
キリマンジャロに登った時に質問されて本音で答えたのだが、
「私には何も無い。芸が特にあるわけでもなく。これからどうなるのだろう」
という悩みだ。
そう、イモトアヤコは、ワタナベエンターテインメント所属の女性ピン芸人こそがその本業なのである。
一発芸はいくつかもっているが、代表的なのは「腰が回ってる」といいながら骨盤体操のように腰をグルグル回すパフォーマンスだ。
以前、「メレンゲの気持ち」に登場した際に披露したが久本雅美はじめ出演者たちからは微笑みがかえってきただけだった。
先日10月1日放送の「笑っていいとも」のテレフォンショッキングに出たイモトはまたしても「腰が回ってる」を披露したが、タモリをはじめ会場全体の時間が一瞬ストップしたかのような反応だった。
この99%受けないと思われる一発芸だが、イモトが世界を回る中でなんと大笑いして寄ってくるほどの反応があったというのだ。
タモリとのトークの中でイモト自身が次のように話した。
「この『腰が回ってる』をやるとハイエナだけは喜ぶんですよ」
「足元に飛びついてきて、ほんとに笑うんです」
というのだ、この話にはタモリもびっくりしていた。
詳しくは、アフリカに棲むブチハイエナ、別名「ワライハイエナ」の前でイモトがこの芸をすると「ヒャッヒャッヒャッ」と笑いながら寄ってくるということなのだ。
さすが珍獣ハンターイモトだけに人間には受けずとも動物の心はつかむのがうまいらしい。
しかしそんなイモトアヤコも実は海外では結構もてるのだという、もちろん人間にである。
インドでは満員電車の中で人生初めての「痴漢」にあったそうで、カメラが回っているのにもかかわらずおじさんがずっとイモトの太ももをもんでいたそうだ。
また、アフリカではある部族の青年からプロポーズされて
「結納金として水牛を50頭出すよ」
と言われたという。
イモトが諸事情からお断りすると、彼はしばらく考えて
「わかった、じゃ水牛を75頭にしよう」
とおそらく全財産をつぎ込んできたのだった。
タモリからも「これからどうするの」と聞かれて
「探検家みたいになるしかないんすかね」
と答えたイモトアヤコはまだまだ秘境に挑戦していくようだ。
もしかすると世界を巡り歩く中で素敵な男性にも出会うかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)