writer : techinsight

「視聴率が全てではない。」ワンセグ組、録画組も参加。最も面白かった2009年夏ドラは意外にも王道のアノ作品。

「ドラマランキング」というとイコール視聴率と捉えられがちだが、録画や携帯で見る視聴者も増えた昨今、従来どおりの視聴率リサーチが全てではない。当然、視聴率ランキングに物申したい視聴者も多いはずだろう。実際、TSUTAYA onlineで実施した2009年春のドラマでは視聴率ダントツトップの『Mr.BRAIN』を抑えて『BOSS』が堂々の作品賞一位を獲得している。
「視聴率でドラマの真の人気は決められない!」そんな視聴者たちが結論付けた、2009年夏もっとも面白かったドラマとは?

秋ドラマが続々とスタートしている14日、TSUTAYA online主催の『TSUTAYA online Drama Award 2009 Summer』の結果が発表された。「アナタが決める!」と銘打たれている通り、WEBを通して一般視聴者一人一人が一番だと思ったドラマを感想と共に投票するものだ。

シリーズものがラインナップされているこの秋ドラマとは対照的に、新作が多く、キャステイングやシナリオに賛否両論を巻き起こした夏ドラマ。

初回以降は右肩下がりに視聴率が下がっているものが目立ったが、視聴率ランキングに物申す意気込みで視聴者が下した判定はやはり意外な結果となったようだ。

脚本・演出・音楽効果、それら作品に関わる全てを統括したドラマを決める作品賞第一位に見事輝いたのは、山Pこと山下 智久さん主演の『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~ 』。
視聴率では『救命病棟24時』に大きく水をあけられたものの、「もどかしい2人の行き違いとは裏腹に、各々が着実に“夢”に近付いていく様子が、見る者をワクワク&ドキドキさせた。」「やっぱり月9はこうでなきゃ!という夏にぴったりな王道のラブストーリー」といったコメントが寄せられたこのドラマ。お約束どおりのラブストーリーではあるものの、一世を風靡した『ロング・バケーション』を思い出した視聴者も多い様子で、時代は変わっても王道ラブストーリーの強さを見せつけた結果となった。
2位以降も、『任侠ヘルパー』『救命病棟24時』『オルトロスの犬』『官僚たちの夏』と、平均視聴率ランキングとは大きく異なる結果となっている。

他にも、主演男優賞・主演女優賞・助演男優賞・助演女優賞・主題歌賞・もう一度みたいで賞が発表されているので、是非アナタの中の夏ドラマ順位と照らし合わせて見てほしい。

どちらかというと新作ドラマが目立った夏クールとは異なり、人気ドラマの続編あり、定番のシリーズあり、人気漫画原作や馴染み深い作品のアレンジ版ありと手堅い感がある秋ドラマ。夏ドラマの投票に参加できなかったと残念がっているアナタ!今から『TSUTAYA online Drama Award 2009 Autumn』へ向けてしっかりチェックして見てはいかが?

ランキング結果はこちら> http://tsutaya.jp/d-aw09summer/

(TechinsightJapan編集部 北島要子)