writer : techinsight

アートマインドの近未来構想 五感を刺激するカフェの創設

特殊な人々が閉鎖的な空間で鑑賞するアートではなく、日常空間の中に融和して現存するアートの世界を目指す(株)アートマインド
そのアートマインドが現在構想中のビジョンが現在品川atreで開催中のExpansion Vol.6の中から形を見せ始めたので、さっそく担当者に取材をして話を伺った。

その構想は10月11日(日)20時~23時に品川アトレのManhattan Grillにて行われる、ExpansionVol.6のフィナーレにおいてエクスポーズされる予定だ。
それは「五感を刺激するCafe」である。食と音とアートが出会う日常空間としてのカフェが2012年に設立される予定だ。

ここでカフェというものの歴史を振り返ってみよう。今ではどこの家でも気軽に食べているパスタ(スパゲッティ)や、ドリップコーヒーは、1960年代においてはカフェ(喫茶店)でしか食べられない特別なフードやドリンクだったのである。

同時に、ジャズやロック、クラシックといった音楽に関する情報を仕入れるのもカフェであった。

現在のカフェは、カジュアルにお茶やフードを楽しむ場所となっているが、アートマインドが2012年に設立を予定しているカフェは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚など人間の感覚を同時に刺激する空間の創出を目指している。

人々は、お腹がすいたときでも、一休みしたいときでも、気軽にカフェに入ると、そこには音響(BGMではなく大音量でもない)と香り、嗅覚、そして味覚といった五感がフルに刺激される空間がある。もちろん一部の人のみに解放された空間ではなく、誰でも入れる日常の空間である。

こうした空間は、これまでのカフェの歴史の中では先例はないであろう。大音量で音楽を聴かせる喫茶や、ギャラリー喫茶、「店主こだわり」のメニューを有り難く堪能させていただく喫茶などは存在したが、どこも高尚で気軽に入れないか、逆に気軽に入ってヒマをつぶすだけの店が多かったのではないだろうか。

ロケーションや展示されるアート、音響の概要は未定だが、現在アートマインドはこのCaféのように、感動や気づきを人々に与える空間の創造を目指し、Expansion、Exhibition、Excelnetなどの活動を進めている。このCaféはきっと、多忙で慌ただしい日々を送る現代人にとって、全く新たな体験空間となるに違いない。

先に紹介したように、このCaféの始まりは10月11日20時~23時で品川アトレ4F内、Manhattan Grillで行われるExpansion Vol6のフィナーレでそのイメージを垣間見ることができる。

本フィナーレに参加するにはinfo@artmind.jpに名前を明記して参加希望の旨をメールしてほしい。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)