タイ東北部ムクダハーン県にて、妻に捨てられたショックでマンションから飛び降り自殺をしようとしていた男が、警察の説得により無事保護されるという一幕があった。

27日朝10時半頃、タイ東北部ムクダハーン県の警察署に連絡が入った。それによると、マンションの３階から身を乗り出して、ここから飛び降りると叫んでいる男がいるとのこと。

そこで警察は、現場へ駆けつけて、男の説得にあたった。男は、最初はなかなか説得に応じようとしなかった。しかし、説得にあたってから約１時間後の11時半、警察は無事男を確保することに成功したのである。

調べによると、男は32歳。妻に捨てられたショックから、コーンケン県から車でムクダハーン県へ、友達を訪ねてやってきたという。その距離、直線にして約200ｋｍである。

しかし、残念ながら友人に会うことができず、そのため、今回のような行動に出たのだという。

男は事件を起こす前、現場付近のセブンイレブンの周りをうろうろと歩いていた姿が目撃されており、その姿は不審そのものだったという。

妻に捨てられたショックで200ｋｍも離れた友人のもとへ行ったにもかかわらず、会うことが実現しなかったこの男。いろいろな意味で相当なショックを受けての行動だったのだろう。飛び降りると騒いだのがマンション3階だったという点が少し気になるが、無事保護され何よりである。
（TechinsightJapan編集部　若曽根了太）