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G DATA カスペルスキー、トレンドマイクロが揃ってアンチウィルス製品の2010年版をリリース

9月の声を聞くと、最新版はがきソフトと最新版ウィルス対策ソフトのリリース時期となる。

今般。セキュリティベンダーのG DATA、カスペルスキー、トレンドマイクロが揃ってアンチウィルス製品の2010年版をリリースした。

2010年版で特徴的なことは、最新OS Windows7への対応と、MacOSXへの対応だ(G DATAはWindows版のみ)

「ウイルスバスター2010」では、インターネットユーザがセキュリティ製品に強く望んでいる「安心」と「軽快」のさらなる追求を行った。
「安心」面では、増え続ける「Webからの脅威」に即時性をもって対応できる「Trend Micro Smart Protection Network」の関連技術を導入。そのひとつが、パソコンに侵入しようとした不正プログラムと思われるファイルが「いつ、どこで、どのような挙動をしようとしたのか」などの情報をトレンドマイクロのデータベースに送信する「スマートフィードバック」機能である。

送信された内容はトレンドマイクロが分析し、その分析結果をWebレピュテーション情報などに迅速に反映し、世界中のウイルスバスターユーザに最新の対策として提供する。これにより、インターネット上に流通している不正プログラム等からユーザーを迅速に守る。

G DATAインターネットセキュリティ2010は、AV-Testの検出率比較テストにおいて検出率99.9%という限りなくパーフェクトに近い数字を叩き出している製品だ。今回Windows7(32ビット/64ビット)対応により、バージョンアップユーザーも安心して使うことができる、こちらは9月17日リリースだ。

カスペルスキーは、新搭載した「仮想実行スペース」を使用すれば、万一、危険なアプリケーションを実行してしまった場合や、フィッシング詐欺などの危険な Web サイトを開いてしまった場合でも、実環境には影響を及ぼさないため、ウイルス感染や個人情報流出などの被害を防ぐことができるのが特長だ。

またMac対応でユニークなのが、日本語変換システムATOKを主力とするジャストシステムが販売しているため、カスペルスキー+ATOK2009がセットで購入できる点である。セキュリティと日本語環境でMacを武装するのに便利なセット販売となっている。

いずれの製品も、メモリ使用量の軽減と動作の軽快さをアピールポイントとしており、特にネットブックのようにメモリ1GB程度のPCにおいては、メモリ使用量を気にすることなく安心して導入できる点も注目である。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)