イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ブラッド・ピット、トム・クルーズの反ナチ・ライバル作品に「バカげた作品」。

今年はトム・クルーズ主演の『Valkyrie(原題)』、ブラッド・ピット主演の『Inglourious Basterds(原題)』と、同年代の大スターによる反ナチ作品が次々リリースされ、それぞれに賞を狙っている。だが、わが主演作品への思い入れが強すぎたのか、ブラピがトムの作品をこき下ろしていたことが分かった。

『Inglourious Basterds』でブラピは、ユダヤ系米国人部隊を率いる中尉、アルド・レインを熱演した。「ナチを殺せ!ナチスの頭の皮を100人分剥いで来い」が彼の部下への命令であり、タランティーノ監督ならではとも言える残酷極まりないシーンに、目をそむける人も多いと話題になっている。

ブラピはこの度、同作品の宣伝を兼ね、ドイツの雑誌『Stern』のインタビューに応じた。その中で、今年3月に日本でも公開されたライバル作品、トム・クルーズ主演の『Valkyrie(原題)』の話題がやはり出た。

こちらは第二次世界単線中のドイツにおいて、ヒットラーの暗殺計画を企て失敗したナチス将校、ベルク大佐の生き様を描いたヒューマン・サスペンスである。

この作品について感想を尋ねられたブラピは、“It was a ridiculous movie.(笑っちゃうようなバカげた作品だった。)”とバッサリ。しかも、その物足りなさを自分たちの作品がカバーしたと語った。

「第二次世界大戦をテーマにしたものは多い。いろいろなストーリー展開で次々と関連作品が生まれてきた。クウェンティン(タランティーノ監督)は今回、網羅すべきものをすべて網羅し、完璧なものを仕上げたんだ。つまりオレたち“Basterds”が、このジャンルにおけるとどめを刺したってことだね。」
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)