少し古いが、歌手としては『グッド・ヴァイブレーション』という大ヒット曲を放ち、カルバン・クラインの下着モデルを務め、映画『ディパーテッド』ではオスカーの助演男優賞にノミネートされるなど、なかなか才能豊かな男、マーク・ウォルバーグがロケ中に煙を吸い過ぎて病院に運ばれた。
現在クリスチャン・ベールとともに、2011年に全米公開予定の新作『The Fighter(原題)』の撮影中であるマーク・ウォルバーグ(38)。3人の子をなしたモデルのリア・デュラムと、ようやくという言葉がピッタリの結婚式を、ビバリー・ヒルズの教会で挙げたばかりである。
そんな彼は13日夜、撮影のために使用されたスモーク・マシーンの煙を吸い過ぎてしまったという。そして翌14日の午後に体調不良を訴えた。ウォルバーグがその日の朝に「息切れがする」と漏らしていたこともあり、急いで病院に運ばれた。
『マサチューセッツ・ジェネラル・ホスピタル』では、人工呼吸器を装着して肺をきれいにしてもらったウォルバーグ。ボクサーを演じるタフ・ガイは、ほどなく元気になり周囲を安心させた。だが今回のキャストでは、もう一つ心配が語られている。クリスチャン・ベール(35)が激ヤセしてしまっているのだ。
今回ベールが演じるのは、コカイン中毒でボロボロの元ボクサー、ディッキー。『ターミネーター4』で魅せたイメージをキッパリと捨て、どうにも顔色が悪く、目が落ちくぼんで不健康そう。ウォルバーグ扮するステップ・ブラザーのボクサー、ミッキーとともに歩む波乱万丈な人生が描かれるヒューマン・ドラマだ。
煙を吸い過ぎたウォルバーグに、役作りのためリンゴばかり口にする根性俳優のベール。俳優業も本当に命がけである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)