ニコール・キッドマンは『ムーラン・ルージュ』で、そしてレニー・ゼルウィガーやキャサリン・ゼタ=ジョーンズは『シカゴ』で、それぞれ歌が大変上手であることを披露している。今度は、ジェニファー・アニストンがカントリー・ミュージシャンに挑戦するようだ。
最近ハリウッド女優が、実は歌って踊ってという方面でも才能豊かであることを、私達に見せてくれる機会が増えている。女優ケイティー・ホームズはNYブロードウェイ・ミュージカルでの評価も高く、今後の舞台のオファーも舞い込んでいるようだ。
さて、今度はジェニファー・アニストン。2010年公開予定の新作『The Goree Girls(原題)』で、アニストンはバンドのメンバーとしてギターを演奏し、カントリー・ソングを歌うそうだ。
女性刑務所の服役者らがカントリー・ウェスタンのグループを結成、人々に感動を与え続けた結果、赦免を受けるという“塀の中”流サクセス・ストーリーである。アニストンの声はどちらかというと低音で、愛煙家のため少しハスキー。それがこの役柄には活きそうである。
1940年代にテキサス(Texas)州で実際にあった話を、作家マーガレット・ネイグルが同タイトルで小説化していたが、今回はそれを基にジョン・リー・ハンコックが脚本を担当した。アニストンは今回プロデューサーも兼任するが、まだ他のバンド・メンバーについてのキャスティングの発表はない。
マイケル・サクシー監督は『E!News』の取材に、アニストンはドブロ・ギターを演奏することになるため、懸命なレッスンを始めたと語り、歌唱力についても称賛した。現代3大ギタリストとされるジョン・メイヤーと交際していたアニストン、彼から受けた影響を必ずや活かすものと思われる。
少し前はキャメロン・ディアスが、白血病と闘う娘の親を演じるシリアスなヒューマン・ドラマにて熱演し、大変好評を博している。ロマンティック・コメディ女優から実力派女優へ。ハリウッドの人気女優たちが次々と新しいことにチャレンジする様子に、大きな拍手を送りたい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)