新人歌手発掘のオーディション番組に登場し、瞬く間に世界中に知れ渡った奇跡の歌声の持ち主、スーザン・ボイルさんが変わった。見事に変わった。女性は人に見られることを意識し、プロによって磨かれれば、やはり光るということを教えてくれた。

アカ抜けた女性たちの間で大変人気の高いファッション誌、『Harper’s Bazaar』の9月号に、スコットランドの “冴えないオバチャン歌手”のはずであったスーザン・ボイルさんが、見違える可愛らしさで登場した。

特集記事では、美しいカラー、シルエットのワンピース、シックでゴージャスなドレスと、ハイセンスな装いを様々に楽しむボイルさんの写真でいっぱい。しかもどの笑顔も、はにかんだ乙女のような可憐さがある。

撮影は、スコットランド・ブラックバーンの自宅すぐ近くにある美しい建物を借りたというが、音楽活動の本格的な開始により、最近ロンドンに移り住み、アシスタントととの生活が始まった。もちろん落ち着きたくなったら、スコットランドに戻ることを考えているようだ。

今年4月、初めて人気オーディション番組『Britain’s Got Talent』に出た時は、歌声の素晴らしさには皆が感動したが、白髪まじりのボサボサなカーリー・ヘアと貫禄がアリ過ぎる胴周り、全くお構いナシといったファッション・センスには、セレブの資質に欠けると眉をひそめる人も多かった。

だがいよいよ念願が叶い、現在は自分のアルバムのレコーディに無我夢中、毎日がとても充実しているという。何事も勇気と経験、48歳になってはもはや何にも挑戦できないというのは、ボイルさんを見ている限りウソのようだ。

なぜか分からないが、人の目には元から美しい女性より、急にきれいになる女性の方が感動的に映る。ボイルさんには是非ともその雰囲気のまま同窓会に出かけ、初恋の男性に告白してみて頂きたいもの、応援しています！
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）