4日14時半、クラビーとサムイ間を飛行するバンコクエアウェイズPG266便が、着陸に失敗し、空港内の旧管制塔に突っ込むという事故が発生した。

地元紙（カーオソット）によると、事故の模様は次のとおりである。

68人の乗客と4人の乗務員を乗せたバンコク・エアウェイズPG266便は、14時半に、サムイ島の空港に着陸した。しかし、サムイ空港は着陸時、豪雨に見舞われていた。

そのためPG266便はタイヤがスリップしてしまい、オーバーランを起こし、そのまま進行方向左側にあった旧管制塔に突っ込んでいったのである。

この事故によって、副操縦士 1人が死亡、乗客6人が負傷し、内4人は骨折などの重症で、ほかの2人が軽い怪我だという。

負傷した乗客は、タイインター病院・ドーンインター病院・バンコク病院サムイに運ばれ、治療を受けた。

乗客は、イギリス人やスイス人、イタリア人などであった。

PG266便は70席を有する飛行機で、シリーズナンバー670である。2001年1月から飛行を開始し、これまでの飛行時間は2万時間以上、飛行回数約19,000回であった。

飛行機事故の模様は各報道で取り上げられたが、情報が錯綜しており、どの情報が事実なのか分からない状態が続いた。それだけ、事態は混乱を生んだのである。今後事故の原因などが詳しく調べられることとなるであろう。
（TechinsightJapan編集部　若曽根了太）