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昨年大好評を博した、日本初のインターネットの動画投稿によるピアノコンクール。今年も開催中だ。
FIRST IMPACTは、日本初の動画によるインターネット・ピアノコンクール「街のピアニスト・コンクール」を今月23日より開催している。好評を博した昨年に続く第2回となる。
日本におけるピアノ文化の歴史は長く、100年以上になるが、10年程前から静かなブームを呼んでいるのがピアノコンクールだ。大小さまざまなピアノコンクールが年々増加しており、コンクールで賞を目指す子どもたちも増えている。
また、YouTubeに代表される近年の動画ブームにより、大人になってから趣味でピアノを始めた人たちや、趣味の域を超えた腕前、パフォーマンスをもつ若者たちが、自分のピアノ演奏をこぞって動画サイトに投稿しており、ピアノ奏者と聴衆の新しいコミュニケーションの形が生まれている。
「街のピアニスト・コンクール」は、こうした背景から、街の身近なピアニストが活躍できる場を提供することと、演奏者と聴衆の新しいコミュニケーションの場を形成することを目指して作られたコンクールだ。昨年からスタートした、日本初の動画によるインターネット・ピアノコンクールだ。第1回となる昨年のコンクールでは、動画投稿数が合計300点以上にのぼった。
応募は、YouTubeなどの動画サイトに自身の演奏動画をアップロードした後、「街のピアニスト・コンクール」のサイトへエントリーを行う方法で、演奏形態や作品ジャンル、プロ・アマ問わず、誰でも自由に動画作品を応募できる。
最も評価が高いピアニストには、「街のピアニスト大賞」として5万円の賞金が贈られ、そのほかにも、「クリエイティブ賞」や「おもしろ演奏賞」などのさまざまな賞と賞金が用意されている。主要な賞の決定は、審査員だけでなく、投稿された動画へのコメント数や質で決まるため、一般の多くの視聴者の意見が反映されるのもこのコンクールの特長だ。
このコンクールに応募された動画は、「街のピアニスト・コンクール」のサイト上にて視聴することが可能で、演奏動画に加えてプロフィールなども詳しく紹介している。
このコンクールは11月30日まで受け付けており、応募は無料。詳細は「街のピアニスト・コンクール」のホームページにて公開されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)