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ウソ情報だけを集めたサイトがなぜか人気

ネット上では情報が氾濫し、玉石混交の状態となっている。何が本当で、何が嘘か分からない。信用できないものや、まるっきりのウソ情報なども含まれており、時には不愉快な思いをすることもあるだろう。騙し、騙されあいの様相さえ呈している。

ならば、いっそ「全てウソで塗り固めたサイトがあってもいいではないか」と、あるサイトが立ち上がった。

株式会社8bitは、ウソの雑学を投稿してデタラメの辞典を作るエンターテイメント・コミュニティサービス「ウソ雑学辞典」をリリースした。

「ウソ雑学辞典」は、ウソも本当も入り混じる玉石混淆のWeb上において、いっそ「ウソの情報しか存在しない」という前提で、ウソ自体を楽しむための場所があっても良いのではないか、という逆転の発想から誕生したサイトだ。

コンセプトは「ウソだらけの集合知」だ。一見すると役に立つ雑学のようで、よくよく見てみるとまるでデタラメな、思わずクスリとしてしまう「ウソ雑学」を投稿できる、ユーザー参加型のサイトだ。また、閲覧してコメントや採点をつけることもできる。

サイトの特長は、ユーザー登録を行わなくても匿名での投稿ができたり、用意されたお題に回答をする大喜利のような形で投稿ができるなど、手軽に参加できることだ。また、ユーザー同士の採点によって多くの評価を集めたウソ雑学は、「人気のウソ雑学」として扱われ、ランキングも導入されているという。

サイトを運営する株式会社8bitでは、「ウソ雑学辞典」によってたくさんの人を「面白い」「楽しい」といったポジティブな気持ちでユーザーを繋げたいとしている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)