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サッカーの試合ではサポーターのマナーが問われるもの。今回も負けたチームのサポーターが試合結果に納得が行かず、スタジアムを破壊した。そこになぜかラグビー連合が怒りの参戦・・・なぜ?
現在、南アフリカで最強と言われているサッカーチームは、ヨハネスブルグのソウェト地区代表の「カイザ・チーフス(Kaizer Chiefs)」と言われている。ファンも「チーフスは無敵」と豪語するほど。しかし、土曜日にケープタウンで行なわれたケープタウン代表「アジャックス(Ajax Cape Town)」との試合で、なんとチーフスは1-0で敗北。絶望と怒りのあまり、チーフスのファンはスタジアムのシートや設備を破壊した。
ところがこのスタジアムは西ケープ州ラグビー連合が、今回の試合のために貸し出したもの。当然、ラグビー連合は破壊されたシートなどの修理代を請求した。いったい誰が支払うのか気になるところ。初めは誰もが責任を回避していたが、結局チーフスとサッカーリーグのPSLが折半するということで落ち着いた。
今回の試合では、試合開始後すぐにチーフスがゴールのチャンスを逃したことで、チーフスのプレーヤーたちは徐々に焦りを見せ、さらに試合開始から62分後にアジャックスがペナルティからゴールを決めたことで、チーフスのプレーヤーだけでなくサポーターも冷静さを欠いていった。
『勝ち負けに囚われず、力いっぱい戦うこと』がスポーツマン精神というもの。負けた悔しさでスタジアムを破壊するのは間違っている。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)