木曜日の夜に南アフリカに到着したヒラリー･クリントン。彼女の泊まる迎賓館で、ジョークを飛ばしたつもりが裏目に出て追い出された男がいる。

金曜日にヒラリー･クリントンが宿泊したプレトリアの迎賓館では、ジャーナリストたちも出入りする。そのため、セキュリティチェックは厳重に厳重を重ねている。あるイギリス人ジャーナリストも同様にセキュリティチェックが行なわれた。犬にニオイチェックをさせるためにカバンを下ろし、カバンに何が入っているか尋ねられた。彼は「特に何も入ってないけど、爆発の仕掛けがあるコンピューターがある。」と答えた。軽いジョークで終わるはずだったこのやり取りがとんでもないことになってしまった。

警察は大統領政府高官とアメリカ大使に連絡、彼を迎賓館から追放するよう命じられた。すごすごと去っていくジャーナリストを尻目にアメリカ大使は「場違いで悪質なジョークだ」と一言。

ちなみに、ヒラリー･クリントンは無事に南アフリカの外務大臣と会談し、ネルソン･マンデラとも無事会合することができた。

口は災いの元だ。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）