
ライティングを生業とするユーザーや、エンジニアなどは、英語101キーボードを好んで使う傾向があるが、実はこれは結構不便である。むしろ日本語配列のままでかな文字を無くした英字表記オンリーのキーボードのほうが使いやすいようだ。
そんなキーボードが、エレコムの「TK-U05Fシリーズ」である。
「TK-U05Fシリーズ」のキー配列には日本語105キー配列を採用し、日本語が表記されていた「半角/全角」「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな」などのキーは、英語およびオリジナルアイコンで表記されているので、日本語入力環境でも違和感なく使用できる。
もうひとつの大きな特長が、長時間の入力作業でも快適にキータイピングができる機能である。キーの認識性を向上させるために、キー列ごとに段差を付けたり、キー列ごとにキートップの傾斜角度を変えた「ステップ・スカルプチャー」を採用している。
ステップ・スカルプチャーはキーの認識性を高めるだけでなく、長時間の入力作業での疲労を軽減する効果がある。また、重量感のある本体は、入力中にずれることがなく、安定したキータイピングが可能だ。
3.8mmと深めのキーストロークで、しっかりとしたタッチ感があり、 スイッチ方式には打鍵音が小さめの「メンブレン方式」を採用、重さ約766gの重量感で、安定したタイピングを実現している。
タッチタイプの達人の中には、無理して英語101を使っているユーザーがおり、ハッカー気分は味わえるものの、作業効率は低下しがちだ。ハードなタイピングを想定した「TK-U05Fシリーズ」への乗り換えを検討してみる価値はありそうである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)