writer : techinsight

【ドラマの女王】イマイチな脇役たちと、ビミョーな夏帆『オトメン(乙男)』

今回の【ドラマの女王】は『オトメン(乙男)』(岡田将生と夏帆主演、フジテレビ系)。菅野文による原作マンガを、『ハルフウェイ』『ホノカアボーイ』『重力ピエロ』と映画連続主演の今をときめく岡田将生と、『砂時計』『うた魂』とやっぱり主演映画が評価されている夏帆が共演。小粒ながらなかなか楽しいドラマになっている。でも、りょう役の夏帆の顔ってすごい地味。こんなどこにでもいそうな子がなぜヒロインに?という疑問が沸いてきちゃう。

剣道が強くて頭も良く、品行方正な美男子の飛鳥(岡田将生)。でも、心は“フリフリレースやクマちゃん”が大好きな假屋崎省吾もビックリなオトメン(乙男)君だった。ある日転校生のりょう(夏帆)に初めての恋をするのだが・・・・。

今の『オトメン(乙男)夏』が9月に終わると、『オトメン(乙男)秋』がどうも10月から始まるみたいだから、フジテレビは結構このドラマに賭けているようだ。「イケパラ」「メイちゃんの執事」の3匹目のドジョウを狙う「オトメン」。(「あたしんちの男子」があったから4匹目か。)当然美少年の宝庫でなければならない。そんな期待に答える岡田は文句なしの美形顔。問題はその周囲の男たちだ。仮面ライダーキバだった瀬戸康史や、佐野和真、市川知宏、木村了はまだしも、毎回出てくる不良役が極端にイケてない。服装が20年前みたいだ。先生は柳原可奈子だし飛鳥の父役には鶴見辰吾と美男要素低し。イケメン・ドラマだったら大人キャラもぬかっちゃいけないのだよ。

女子も女子で、一応モデルの桐谷美玲とか武井咲とかも出ているけど、脇の女生徒役で目立たない。そして主人公の夏帆もびっくりするほど目立たない。時代劇風のエンディング・テーマの映像を見てやっと「ああ、かわいかったんだ・・・・。」と思う程度で女優としての“華”はゼロ。「メイちゃんの執事」の榮倉奈々同様、視聴者の女子に合わせてあんまり可愛くちゃいけないのだが、「なぜこの人がヒロイン?」って感じがする地味さなのである。

そんな夏帆と岡田将生は、同じ大手事務所所属。この先もつぎつぎと大役が任されるのであろう。今売り出し中の清純派女優と、美形俳優。二人とも、何年後か先も今のフレッシュさを保ち続ける事が出来るだろうか。アンナ人やコンナ人のようになってほしくない。
(TechinsightJapan編集部 クリスタルたまき)