23日、ある男が美容院にて拳銃を発砲し逃走した。けが人はなかったが、現在、警察はこの男を追っている。

事の発端は、ある女性（24）が美容院に行って、パーマをかけたことである。

この女性は、美容師に希望のパーマスタイルを注文する。美容師はそれにしたがってパーマをかけたが、女性はそのヘアースタイルが気に入らなかった。

そこで、女性はヘアースタイルを直すように注文する。それを受けた美容師は、明日また来れば、髪の毛を直すことを約束する。

そして次の日、女性は再度美容院に訪れたのだが、美容師はヘアースタイルは注文どおりであることなどを告げ、直すことを拒否する。それによって、両者は言い争いとなり、美容師はもし気に入らないならば警察を連れてこいとした。

それを受けて女性客は、夫に電話し事の顛末を話す。それを聞いた夫は美容院へ駆けつけ、そして拳銃を店内の天井に向かって発砲したのだ。

夫は現在、逃走中である。

こうした口論は、どっちが悪くてどっちが正しいかという判断がつきにくいことはいうまでもない。どちらもそれぞれ言い分があるだろうし、そのときのお互いの言い方や振る舞いも多分に作用するからだ。

しかし、拳銃まで持ち出すのは明らかに行き過ぎであり、恐ろしい限りだ。パーマの失敗は、客にとっても美容師にとっても悲惨であり、誰一人得をしていない。
（TechinsightJapan編集部　若曽根了太）