赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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ケニアの男が自分の飼い犬を刑務所に入れようとした。
この25歳の農業従事者はある朝、一ヵ月分の地代をベッドに置いて仕事に出た。夜になって戻ってみると、そのお金は消えており、わずかに紙幣の切れ端だけが床に散らばっていた。犬を疑うには十分すぎる証拠である。
怒り狂った男は、飼い犬を警察署に引っ張っていき、刑務所に入れるようにと要求した。警官は始め拒絶したが、男が手間賃を差し出すと一転男の要求を受け入れた。
この話は警官の上司の知るところとなった。問題の警官は賄賂を受け取ったかどで解雇され、犬は男のもとに返された。
男のお金を飼い犬が食べたことは事実だが、責められるべきは男自身の不注意であって、犬に罪はない。ましてや犬を警察に突きだすとはとても正気の沙汰とは思えない。一方、賄賂に目がくらんだというわけでもないのだろうが、男の理不尽な要求を受け入れた警察の権威は失墜することとなった。
この男はいまだにかわいそうな飼い犬を許しておらず、だれかに売り払ってしまおうとしているらしい。
(TechinsightJapan編集部 田中箇)