writer : techinsight

これぞ究極のエコ? 物の貸し借りはネットで赤の他人と…

ネット上で、物の貸し借りが個人、法人を問わずに自由にできる。理想ではあったが、これまで信用性の面から実現が難しいとされていた。そんなタブーに挑戦したサイトがついに登場した。


物の貸し借りができるサイト、その名も「Sharez(シェアーズ)」がオープンした。シェアーズ株式会社が29日に開設したもので、ネット上で物の貸し借りが個人、ショップ・法人を問わずに自由に貸し借りすることができる。押入れに眠っているブランドバッグや服などを貸し借りすることにより借り手から貸出し収入を得ることができるほか、設定により貸出しと併行して販売することもできるという。

「Sharez」ではオークションのように、貸し借りの際にお金を支払った上で物を借りることができる。借りたい人は貸し手(=出品者)にお金を支払って商品を借りるため、在庫を有効に活用することができる。また、「借りてみたけど、気に入ったので、そのまま買いたい!」という場合でも、購入代金を出品者に支払えば、そのまま販売することができるため、通常より高い収益を得ることができる。

また、「Sharez」では原則としてエスクローサービスを利用しなければ貸し借りのシステム自体が稼動しないため、オークションとは異なり、詐欺などのトラブルに巻き込まれる危険性が格段に低くなっている。また、金銭の授受についても、あらかじめ「Sharez」でポイントを購入し、そのポイントで代金を支払うため、休日であってもリアルタイムに決済され、よりスピーディー、シームレスに取引できる。

また、商品を借りるときには貸し手(=出品者)が定めた保証金額を代金の支払い時に支払う必要がある。これにより、「10万円相当のバッグを借りて、売却し、現金を得る」といったような犯罪行為を未然に防止することができる。保証金はSharezで管理するため、100%確実に返金されるので安心だ。

「Sharez」を利用して、フリマよりも手軽に、かつ高額にレンタルもしくは販売することで、お小遣い稼ぎになるし、利用頻度の少ないものの収納スペースも省くことができる。また、企業はレンタルサービスを利用することで自社の新製品のアピールの場として利用できるだろう。

借りる・買う側にも貸す・売る側にも嬉しい「Sharez」の詳細はホームページへ。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)