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月曜日から始まった地方自治体労働者によるストライキ。およそ3000人の労働者は、南アフリカ地方自治体オフィスまで行進していく。今年に入ってから行なわれているストライキの中で、もっともマナーが悪く、市民の迷惑になっている。
彼らは、叫び踊りながら道行くゴミ箱からゴミを撒き散らし、工事用のプラスチックコーンを倒し、植物を蹴り、踏み潰して行進していく。彼らが通った後はゴミの山。道路は渋滞し、住民は迷惑この上ない様子。
彼らの要求は賃金の15%値上げ、最低賃金を月4,050ランド(日本円約48,600円)にし、空いている職種ポジションを補充すること。ちなみに彼らの現在の平均賃金は月3000ランド。これに対し地方自治体は、13,5%の値上げなど3年にわたる賃金値上げ合意書を提案した。合意するかは木曜日に発表される。
これまでにピーターマリッツバーグという地区で労働者と警察官の間で衝突があり、8人のストライキ労働者と4人の警官が怪我をしている。
ストライキに関してラジオに寄せられるのは、「ゴミを撒き散らす意味がわからない。」「矛先は政府であって、一般市民は関係ない。」「子供が家のゴミを撒き散らした。」など苦情ばかり。こんな最悪のマナーでストライキをされては、誰一人として賃金の値上げに同情を寄せるものはいない。ゴミを撒き、渋滞を起こすことで町の機能を麻痺させる計画なのかもしれないが、もっと冷静になって大人の対応をしてもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)