結婚が人生の必須行事ではなくなった現在、結婚すべきか独身を貫くかは、ますます重要な選択となってきている。先行き不透明な時代でも、将来設計はしっかり立てておきたいものだ。
そんな悩める独身者にとって有用なツールが、資産形成を軸にして結婚したときと独身を貫いたときの30年後の未来をエクセルでシミュレートする「家計の未来予想図」だ。

「家計の未来予想図」では、現在の年収、家賃などのローンの額、保険金の額などを入力していき、さらに30年後の退職金収入予想額などを入力するのが基本になる。

そして、結婚した場合の、配偶者の見込年収や何年先まで勤めるか、結婚式費用はどれくらいか、子供は何人かなどを入力していって、資産形成額を独身時と比較する。

もし30年後の資産額が赤字になるようなら、子供の人数や結婚式費用などを調整し、さらに配偶者の収入（パートなど）の見込額を増やしていく。

そして、結婚したほうが吉と出たならば、相手を探したほうがよいだろう。

どちらかといえば、独身男性向けに設計されたツールなので、専業主婦希望の女性版やキャリアウーマン向けバージョンなどもあったら重宝するのではないだろうか。

また、離婚のリスク見積もりや万が一の際の保険金・遺族年金なども組み込んだバージョンアップを望みたいところだ。
（TechinsightJapan編集部　真田裕一）