
ソフトウェアは、1ライセンスにつき1台のコンピュータ(OS)にしかインストールできない契約になっている。しかし、シリアルキーとインストールメディアがあれば無制限に不正コピーが出来てしまうという弱点を持つ。(もちろん違法である。)
そこで、古くからある不正コピー手段として、ドングルと呼ばれる小さな接続装置をコンピュータにつながないとソフトウェアを起動できなくする手段がある。
飛天ジャパン株式会社のリリースするUSBドングル『Rockey4ND』は、ソフトウエア不正コピー防止デバイス「Rockey4スタンダード」をさらに進化させた、高性能・高機能のドライバレスUSBドングルだ。
『Rockey4ND』ドングルは、ROCKEYエンベロープ と ROCKEY APIという、2つの方法でソフトウエアの不正コピーを防止することができる。
開発者がソースコードを変更できない場合やAPI以外の方法でプロテクトしたい場合は、ROCKEYエンベロープツールを利用することでソフトウエアの保護が可能。
また、ROCKEY APIと併用する事でより強固なソフトウエア保護メカニズムを実装することもできる。
なお、ROCKEYドングルによる保護レベルの強度は、開発者がROCKEYドングルをどの程度アプリケーションへ統合し得るかに依存しており、ドングルとアプリケーション間の関連がより複雑であればあるほど、ハッカーによる「破壊」の可能性はより困難になる。
ドングルは、これまでCADやCAM 3Dソフトなどの極めて高価なソフトウェアにしか搭載されていなかったが、コンプライアンス確保が企業の主要課題として認識されるようになってきている現在、汎用的なソフトウェアにも組み込んでいく必要性が高まっていると言えよう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)