赤ちゃんポストに託された女児、扉を開けた消防士が“運命”を感じて養子に(米…
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真夜中の町に重苦しい騒音が鳴り響いた。近くで道路工事しているわけでもない。どこからこの騒音がやってくるのだろう?騒音で目覚めたコロラド州ボールダーの住民の目に入ってきたのは、通りをガタゴト唸りながら走行する一台の蒸気ローラーだった。蒸気ローラーとは道路工事などでよく使用される地面を平坦にするロードローラーである。真夜中に町を徘徊する建設重機に住民はただ驚くばかりだった。
午前2時過ぎ、騒音で目覚めた住民が通りを走行する重機を目撃したと警察に通報した。身元不明の男が運転する蒸気ローラーはその後通りに駐車してあった車の後部に衝突して停止した。事故を目撃した近くの住民に怒鳴られて驚いた男は蒸気ローラーを乗り捨てて走り去っていったという。
警察によれば、その蒸気ローラーはボールダー市が所有する重機で、当時近くの工事現場に駐車されていた。作業員が蒸気ローラーの点火装置を“オン”のまま現場を離れた可能性があるという。また事件直前に怪しい人物が何時間もの間、犯行に使われたローラーの上に座っていたのが目撃されている。
複数の目撃証言があるものの各目撃者が説明する犯人像の特徴が一致していないため、警察は未だ犯人確保に至っていない。眠れない夜、一人車に乗り込み真夜中のドライブに出るという人も多いが、蒸気ローラーを選んだこの犯人の心情はどんなものだったのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 村居唯衣)