トルコのEU加盟問題で意見の食い違いを見せている米仏両国であるが、オバマ大統領は訪欧中の6日、フランス北西部カンでサルコジ仏大統領と会談を持った。その際のファースト・レディたちの写真の1枚が、ちょっと話題になっている。

握手もハグも交わし、親しみを込めた笑顔での記念写真。だが、カメラマンはその一見和やかそうな空気の中に、ミシェル米大統領夫人の内心が正直に出たと思われる、ある一瞬の表情を見逃さなかった。

トルコのEU加盟に関して、地域外交や和平で重要な役目を果たして来ているここ数年のトルコを米国政府は高く評価しており、宗教の違いを超えたパートナー・シップを構築したいとして、EU加盟を全面的に支持したいと発表している。

しかしドイツとフランスは、トルコはアジアに属するイスラムの異文化国家であるとして承認せず、特にもサルコジ大統領は、「米国の意見は関係ない、自分たちEU国家が決めることである」と主張し、一歩も譲らない。

だがそうしたことと、ファースト・レディ間の友好関係の構築はまた別の話である。特に、イタリア人モデル兼歌手として、ミック・ジャガーやエリック・クラプトンらと交際し、セクシー写真もいっぱい出回ったカーラ・ブルーニ・サルコジ夫人は、政治など語れないお人形セレブ。ミシェル・オバマ夫人は、単純に肌が合わないと感じたのであろう。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）