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日本発世界111ヶ国へ。絵のはかり売りオンラインショップ。

日本から、世界中へアートを。最安で700円からという誰でも気軽に購入しやすい価格帯と、さまざまなサイズや技法、モチーフが揃い絵のバリエーションの豊富さが人気のオンラインショップが世界111カ国へ事業を展開。芸術作品に触れる機会が少ない国への浸透によって、国際貢献を果たしている。

株式会社カヤックは、同社が運営する絵の測り売りオンラインショップ「ART-Meter(アートメーター)」において、今月より世界111カ国に向けてサービスを開始した。

「ART-Meter」は、絵を描くユーザー、すなわち画家2000名を保有する、日本最大級のアマチュアによる絵のオンラインショップだ。「一点もの」にこだわり、絵と人との出会いを生み出す場として、2005年4月に開設された。2007年には東京・自由が丘にギャラリーショップをオープンしている。さらに、2008年にはイタリアに姉妹サイトとショップをオープン。現在、1ヵ月に新しく入荷する作品点数はおよそ1000点にのぼり、お気に入りの画家を見つけて、自分だけのオーダーもできる。

プロ、アマチュアを問わず、絵を描く人なら誰でも作品の発表、売買が可能だ。「ART-Meter」では、個人の実績やプロフィールによらず、その絵の面積で1平方cm=5円からの一律単価にて価格を決定する、透明性のある価格形態でサービスを展開している。

「ART-Meter」は本年2月より海外配送のβ版を公開しているが、海外からのサイト閲覧者も徐々に増え、海外からの購入申し込みも入り始めている。111カ国に門戸を開くことで、世界に向けた「ART-Meter」の事業拡大と、国内アーティストの海外活動のきっかけづくりをサポートしていくという。

運営元の株式会社カヤックでは、「絵を買う文化が定着していない国内において、絵が身近にある生活を定着させていき、さらには絵を描く人も増やしていきたい」としている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)