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米・自動車販売台数、9ヶ月連続100万台下回る

自動車業界のポータルサイトを提供するマークラインズ株式会社は、5月度のモデル別米新車販売統計を発表した。
それによると、乗用車・小型トラックを合計した5月度の米国販売台数はおよそ92万3千台と、前年同月に比べてマイナス34%となり、昨年9月より9カ月連続で100万台を下回った。

メーカー別には、今月1日に米連邦破産法11条の適用を申請したGMが19万1487台で、前年同月に比べてマイナス29.1%で、fordは15万5646台でこちらも前年同月比マイナス24.2%であった。さらに、Fiatとの提携で再建の道を歩むChryslerが前年同月に比べて46.9%のマイナスとなる7万9010台であった。GMとFordはともに25%前後のマイナスであるものの、減少率は業界全体のマイナス34%を下回る結果となった。

一方、日系メーカーではトヨタが15万2583台で前年同月比マイナス40.7%と苦戦を強いられた。ただし、プリウスの販売台数は昨年10月から7か月ぶりに1万台を回復した。

また、ホンダは、9万8344台でこちらも40%を超えるマイナスとなっている。なお、昨年5月は消費者の燃費への関心の高まりからCivic等の販売が好調だった。日産は前年同月比マイナス33.1%となる6万7489台となった。

その他のメーカーでは、Hyundaiやスバルは堅調な売れ行きを見せている。詳細はマークラインズ株式会社のホームページで公開されている。
(TechinsightJapan編集部 鈴木亮介)