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南アフリカで初めてH1N1の感染者が報告された。感染者第一号は12歳の少年。保健省は国民がパニックに陥らないように冷静になるよう促している。
6月18日、南アフリカ国内で初の新型インフルエンザ「H1N1」感染者が確認された。南アフリカ保健省によると、14日に米国からの便でヨハネスブルグに到着した12歳の少年がインフルエンザの症状を訴え、翌15日病院へ搬送された。検査の結果、新型インフルエンザH1N1に陽性反応だったことが判明した。
現在少年は退院し、自宅で療養しているが快方に向かっているとのこと。一方、父親の方が17日の夜から体調を崩し、現在検査を行なっている。
少年はサンフランシスコからまずアトランタにトランジットで数時間滞在、その後南アフリカに到着。アトランタで気分が悪くなったそうだ。ヨハネスブルグの空港で少年を出迎えた父親は、「かなり疲れているようで、目は充血、のどが腫れていてほとんど話しが出来ない状態で、まるで死人のようだった」と述べている。
保健省では機内で少年の近くに座っていた人の調査をする予定だ。検査を行なった教授は「機内は空気が悪いと思われているが、ちゃんとフィルターがかけられている。人が吐き出した空気を吸っているイメージを持っている人が多いが、それは真実ではない。」と人々の不安を取り除こうとしている。
病院設備の不足、医師の不足、ワクチンの不足といった南アフリカの現状を考えると、H1N1のアウトブレイクは多くの死者を出す恐れがある。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)