ナイジェリア南部で軍人が一般市民を殺す事件が起きている。同じく南部で武装勢力MENDが石油会社を襲撃している。一方、ナイジェリア首都アブジェ近郊では売春婦が増え、道に列が出来るほどだという。

夜が更けると大人数の売春婦が通りを埋めるらしい・・・半裸状態の女性たちが自分たちの胸やお尻をさらけ出し、道行く車を招き寄せている。
ナイジェリアの首都アブジャ連邦首都地区（FCT）、ポート･ハーコートなどの主要都市に売春婦が集中している。特にアブジャ中心地区にあるシェラトンホテル付近の交差点には若い女性が列を作り、通りの向こうにあるショッピングプラザまで続いている。また、ウセ地区のホテル近辺やユナイテッド・バンク・オブ・アフリカ（UBA)付近でも女性たちが道端で客引きをしている。

既婚女性は売春婦たちがこれほどのさばっていることに不快感を隠せないようだ。ある売春婦は通りに停めていたパトカーにまで誘いに行っていたという。「こういった女性が犯罪を増殖させている。警察はただちに取り締まるべきだ。」と怒りを露わにしている。

FCT警察によると、アブジャでの売春行為は禁止されているそうだ。警察は実際取り締まりを行い、数件は有罪判決を言い渡されていると述べている。しかし、取り締まっても取り締まっても売春婦は湧き水のごとく現れるという。

ナイジェリア南部では軍やMENDが暴れ周り、ナイジェリア中心部にある首都では女性が身体を売っている。もはや平和な場所はナイジェリア北部だけなのだろうか？
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）