writer : techinsight

ソフト売れないのはハードのせいか?

6月15日にマーベラスエンターテイメントの開発者ブログにて、特定ハードで自社製ソフトが売れない事を嘆く内容が書かれた。これについてインターネット上では様々な議論がなされている。

この問題はマーベラスエンターテイメントの開発者がブログに書いた記事が原因。そこには自社タイトルが売れないという事が書かれており、それだけならここまで騒がれないのだが、問題は挙げたタイトルがいずれも任天堂のWiiで発売されたタイトルである事。これによってインターネットでは様々な意見が出されている。
「売れないタイトル作る方が悪い」
「Wiiではゲームが売れない」
「他ハードで出せば売れていたはず」
確かにWiiではサードメーカーのソフトの販売本数が奮っておらず、任天堂ソフトのみが売れているとも言われている。だからと言って他ハードで出していれば売れていたかはわからない。結局このような記事を書いた本人へ矛先は向けられる事となった。

この問題には日本のゲーム市場が抱えてる問題が関係している。有名シリーズ作品のみが売れる市場となってしまい、オリジナル作品は見向きもされない。また、WiiはDS同様にゲームをやり込まないような層も購入している点も影響しているだろう。ただ、開発者が「面白い」と思って作ったソフトを、必ずしもみんな面白いとは思わないわけで、そこを工夫するのが開発者の役目なのではないだろうか。もっとも頑張って必ず結果が出るのであればみんな苦労しないわけで、苦しい事情も当然あるだろうが、その頑張りをぜひ次に活かしてもらいたいものである。

(TechinsightJapan編集部 林 裕之)