(MacOSX10.5 Only)
パソコンの不調の多くは再起動すれば改善される。メモリ断片化が解消され、いくつかのキャッシュがクリアされることで、動作が快適になることが多い。
しかし、なるべくなら使わないときにはスリープモードにしておいて、使うときにはパッと使える状態が望ましい。そこで、なるべく再起動をしないで、パソコンを使い続けるワザを紹介したい。
まず、再起動なしでMacOSXの各種キャッシュをクリアしてくれるツールCache Out Xを紹介する
英語版だが、特に操作の難しい点はないので、誰にでも使える。起動すると、システムキャッシュやユーザーキャッシュ、そしてブラウザのキャッシュの量が表示されるので、必要なものにチェックを入れて[CLEAN]ボタンを押せば良い。これで幾分動作が快適になるはずだ。
続いて、有料ソフト(8ドルほど)だが、メモリの断片化を解消してくれる、iFreeMemはぜひ導入したい。
緑色で表示されているメモリの空き容量が少なくなってきたら、[Optimize Memory]ボタンを押して、しばらく待っていれば劇的に空き容量が増える。この時、FirefoxやiTunesなど、メモリ大食いのアプリを一度閉じてから、最適化処理を行うのがコツだ。
特にFirefoxは、タブをたくさん開いた状態で作業をしていると、メモリだけではなく、CPUパワーも占有しがちになり、他の作業に影響を及ぼすことがある。ブラウザだけは定期的に再起動することをオススメする。
最後に、Firefoxの設定ファイルの中で、使っているうちにどんどん肥大化して、メモリを大食いするものがある。places.sqliteという名前のファイルだ。これは定期的に削除して、再作成してやると良い。
場所は、ユーザーフォルダの「ライブラリ」→「Application Support」→「Firefox」→「Profile」→「文字列フォルダ」の中にある。念のため、places.sqliteを任意の場所にバックアップしてから削除し、Firefoxを再起動する。
これにより、ブラウザの動作がかなり軽快になるので、ぜひ試してみて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)