writer : techinsight

「休日高速道路料金上限1000円」に関するリサーチ結果 「渋滞度」が「満足度」に影響

ETCの普及を強力に推進した「休日高速道路料金上限1000円」施策であるが、果たしてユーザーの満足度はどうだったのだろうか?
株式会社I&S BBDOがリサーチ結果を発表した。

調査対象は首都圏在住の20〜69歳男女個人 計600サンプルのインターネット調査となっている。

ETC車載器の取り付け時期を聞いたところ、2008年までは年間に14〜15%ずつであったのに対し、
2009年は3月以降〜調査までの約3ヶ月間で約1割。
ETC車載器取り付けのための補助金支給と休日高速料金上限1000円の制度がETC普及に大きく寄与していると考えられる。

ETC利用者のうち、休日高速料金上限1000円を利用した人は4割。

自由回答にて利用時の様子を聞いたところ、GWに利用した人が多くみられ、渋滞にかなりお疲れの様子の人も。
渋滞に巻き込まれた人にとっては1000円の価値が「疲労と相殺」(39歳男性)される一方、
渋滞に合わずスムーズに行けた人にとっては、「安く済み、大満足」(28歳女性)という意見もある。

アンケート結果の中には、総額で1000円だと思っていたのに、区間ごとで料金精算されて、1000円以上になったのは納得がいかないというものが多く、これは道路公団のインフォーメーション不足が原因と思われる。

「1000円」というインパクトがひとり歩きしている状況であり、ユーザーが支払う料金を最小化するにはどうすればよいかプランを立てるためにも、わかりやすい情報の告知が必要であろう。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)