writer : techinsight

ユーザーの行動履歴から一番のオススメコンテンツを自動配信する「DLPO」 アイオイクス

ランディングページ最適化(LPO)と呼ばれる技術がある。
たとえば全国に支店を持つ店舗のサイトを閲覧してもらうのに、ユーザー全員に本店の商品を見せるのは得策ではない。プロバイダのアクセス元を自動解析して、札幌からの接続ユーザーだったら北海道支店の商品を表示するといった技術である。
こうした技術を実現するツールが、アイオイクスのDLPOだ。

DLPOに新しく搭載された技術が、「自動ターゲティング機能」「サイト内行動ターゲティング機能」「訪問者解析機能」の3つだ。

自動ターゲティング機能では、訪問時間・地域・アクセス環境・行動履歴などのユーザのプロファイルに応じ、これまでのデータから最もコンバージョン(成約)率が高いと期待される内容を自動で配信する。

サイト内行動ターゲティング機能では、サイト内ページの閲覧回数・滞在時間など、ユーザのサイト内の行動履歴に合わせて表示内容の切り替えを行うことが可能になる。

訪問者解析機能は、訪問者の個別の行動内容(サイト内でどのページを一番見ていたか、どの商品に関心を示してクリックしたかなど)を簡単に分析することが可能なる。

DLPOが実現するWeb環境は、あたかも毎日異なるオススメ商品を陳列しながら、その人の興味を自動的に惹きつける魅惑的な店舗の設計に似ている。

全ユーザーに毎度変わらないトップページを見せるのではなく、お客様に見合ったカスタマイズ表示が可能になることで、成約率の大きな向上が期待できる。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)