writer : techinsight

クーポン券発行手続を音声応答システムで行う『クーポン・コール』

景気後退よる消費者の節約術として上位に位置するのが、ポイント/クーポン券の利用である。しかし多くの企業では景気低迷による経費削減の必要性から、広告宣伝・販売促進費の削減を進めている。

株式会社ジー・エフがこの度発売する「クーポン・コール」は、販売価格の低下と本来売上拡大に必要である広告宣伝・販売促進費の削減が同時進行している企業の厳しい状況を改善するために、クーポン券のダイレクトメール等による販売促進活動の効率を大幅に改善する。

「クーポン・コール」は、企業が顧客に告知したいイベント内容や割引情報を音声ガイダンスに録音し、 選定した顧客に対して音声ガイダンスを自動発信し、音声応答システムによってクーポン券やイベント情報の希望を電話機のダイヤルアンケートで確認。そして、情報を希望する顧客に対しては、自動的にFAX送信やDMラベルを出力するという流れによって、割引情報等を希望する顧客の抽出からクーポン券等の販促物の発送までを合理化するシステムサービスだ

当システムを利用することにより、企業の顧客(一般消費者並びに事業者)は、自分が関心のある情報のクーポン券やイベント情報を、希望する媒体(郵送またはFAX)で入手することができる。

利用する企業は、無駄なダイレクトメールの発送を減らすことができるとともに、希望する顧客に対しては、FAXによるダイレクトメールの自動送信ができるので、郵送だけの方法と比較して、低コストかつリアルタイムで販売促進が行える。

また、電話案内と紙媒体のクロスメディア化によってイベントや商品の認知度が向上するとともに、インターネットによる販売促進(クーポンサイト)からの集客率が低い、シニア・中高年齢層に対して、情報伝達率の高い販売促進を実施できるというメリットがある。

電話を使ったテレマーケティングは、オペレータのモチベーション維持に要する労力と人的コストがかさむため、導入は高額商品の販売に限られることが多かったが、クーポンコールの活用により、少額商品であっても容易にテレマーケティングを導入できる。

通常のクーポンサイトと併用したクロスマーケティングによる相乗効果が期待されるところである。
(TechinsightJapan編集部 真田裕一)